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暗い部屋での読書は目に悪い?

「暗いところで本を読むと目が悪くなる」
とは、昔の人は根拠もなしによく言ったものです。
今も常識のように言われていていることですが、この通説が正しいかどうかを考えてみましょう。

昔の人が言えば正しい

照明が普及する前の時代では、照明と言えば、ろうそくやランプでした。
現在普及している電気照明よりもはるかに暗い光でしたが、それでも文字が読めますので、昔の人は今よりも暗いところで本を読んでいました。
では、それで目が悪くなっていたかというと、そうではありません。
その程度の光でも、目に負担をかけることはなく読めていたのです。

一方、ろうそくやランプを使わずに本を読んでいた人はどうでしょうか。
お金のない人は、照明に使う費用も十分に持てないことが多く、
本当に真っ暗な部屋で本を読むこともあったでしょう。
その場合は、見えない字を読もうとして目に大変なエネルギーを使うため、
眼精疲労を起こして、目の筋肉が弱っていきます。
これならば、たしかに目が悪くなります。
よって、昔は暗いところで本を読んでいれば目が悪くなりました。
この場合の「暗いところ」とは、夜になっても照明をつけない真っ暗な部屋を意味します。

現代人が暗いところで本を読むことはあるか?

現代において「暗いところ」と言った場合、2灯式の照明で1灯しかつけていない部屋や、部屋の電気はついているが机のスタンドはついていない状態などを意味することが多いと思います。
その程度の暗さで目を悪くすることはありません。
もちろん、本当に真っ暗な部屋で本を読んでいれば目が悪くなるでしょうが、
字が十分解読できる明るさで読んでいれば、机のスタンドがついていなくても問題はありません。
ただし、それでもある程度の明るさは必要だと思います。
薄暗いところでは、本を読むときにストレスがたまる人も多いでしょう。
読書の気分を快適にするためにも、読みやすい明るさが望ましいことは言うまでもありません。

明るすぎる照明に注意!

ここで注意したいのは、「適度な明るさ」が必要ということです。
部屋は明るいほど良いわけではないということです。

強すぎる光は目を痛めます。
太陽の光を直視したらどうなるか。
LEDライトの光を目にあてたらどうなるか。
目が潰れてしまうことは誰でも分かります。

部屋の明るさも同じです。
明るさも度を過ぎれば、目を疲れさせてしまうのです。
電気をつけなくても十分に明るい部屋で、わざわざ机のスタンドまでつけたりすると、かえって目に負担をかけてしまうことがあるの注意しましょう。
部屋の電気だけつけて十分に本が読めるのならば、それ以上の電気は必要ないでしょう。