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前かがみの姿勢に注意

机に突っ伏したまま寝ている学生もいますが、後ろから見ると、それと見分けがつかないくらいの姿勢で机に向かっている人がいます。
いわゆる前かがみというものです。
この姿勢が習慣化すると背筋が曲がり、猫背の原因にもなるのですが、視力にも大きな悪影響が出てきます。

近視の原因になる

近くのものを見るときは、水晶体を厚くするために毛様体筋に負荷をかけることは、目の構造で述べました。
つまり、近くでものを見るということは、毛様体筋が痛みやすいということです。
毛様体筋が調節力を失って水晶体が厚くなったままになってしまえば、それは近視です。
前かがみは近視の要因になるので、十分気をつけましょう。

軸性近視の原因になる

眼球がまだ成長段階の子どもの場合、前かがみには特に注意が必要です。
前かがみになるということは、実際に試してみると分かりますが、気道が圧迫されます。
そのまま続けていたら、息苦しくなって酸素不足になるでしょう。
気道が圧迫されるということは、同時に首を通る血管 (頸動脈・頸静脈など) も圧迫されているのです。
つまり、首より上の部分が鬱血気味になるということです。
そんな状態が習慣化すれば、眼圧が上がり、眼球の形にも影響が出てきます。
眼圧が眼球の後ろの方向に働けば、眼軸が伸びて網膜が遠ざかり、軸性近視になってしまいます。

これは子どもだけの話ではありません。
すでに眼球の成長が終わっている大人であっても、眼圧による眼球の変形は起こり得ます。
眼球が成長段階にある子どもの場合は、特にその影響を受けやすいというだけであり、大人も十分に気をつけなければなりません。
大人の場合、眼軸の拡張は起こらなくても、高眼圧によって緑内障になることがあります。
そもそも至近距離で字を読むことが目に悪い行為ですので、前かがみの習慣がついている人は、正しい姿勢を保つように意識するべきです。

勉強するときに起こりがちな前かがみ

本を読むときでも、はじめは本を机に置いて、目から30センチくらい離して読んでいたのに、いつの間にか本を持って至近距離で読んでいたということがあります。
私たちは、何かに夢中になってくると、ついつい対象物を目に近づけてしまう習性があるようです。
前かがみになりやすいのは、何かを書くことに夢中になっているときです。
学生ならば問題を解くことに夢中になっているとき (素晴らしいことですね) 、目を問題集に密着させてしまうことがあります。
社会人はあまりないかもしれませんが、資格試験の問題を解いたりすることもあるでしょう。
そんなとき、前かがみの姿勢になっていることに気づいたら、すぐに元の姿勢に戻すようにしましょう。
はじめはその姿勢で勉強していたはずなのですから、気づけば直せるはずです。
どうしても前かがみでないと落ち着かなくなったら、いったん時間をおいて休むなどして集中力を回復させることです。
前かがみは視力に悪いだけでなく、猫背にもなるし、血流を悪くして脳の健康にも影響が出てきます。