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レーシックを受ける前に

興味本位で目の手術を受けたがる人は少ないでしょうが、視力についてあまり理解しないままレーシックを受けると、施術後の後悔につながります。
単に後遺症についての知識だけでなく、レーシックを受ける目的が確かなものであることを確認することが大切です。

レーシックは視力回復ではない

当サイトでは、レーシックを視力矯正手術と呼んでいます。
視力回復手術と呼ばない理由は、原理がメガネやコンタクトレンズと同じだからです。
メガネやコンタクトレンズは、目の手前で光を適度に屈折させ、その光が目の中に入ることによって、ちょうど網膜上で像を結ぶようにするものです。
レーシックの場合もこれと同じです。
角膜を少し削ることによって、光を適度に屈折させているのです。
つまり、メガネの位置が目の外側か内側かの違いしかないのです
メガネやコンタクトレンズを使って視力を矯正することを、視力回復と呼ぶ人はいないでしょう。

本当の視力回復とは、眼球の健康状態を良くすることです。
ストレスをコントロールしたり、自律神経の働きを良好にして、毛様体筋を活性化させれば、水晶体が適度な厚さになって視力が回復します。
レーシックはこのような眼球の健康とは向き合わず、あくまで光を操作するための矯正手術であることを忘れないで下さい。

その視力、本当に必要ですか?

レーシックの医院は、「たった20分の手術で視力 1.5 まで回復!」など、視力大幅回復を殊更にアピールしているところがあります。
たしかに目が悪くて不自由な人には、視力 1.5 や 2.0 の世界はまさに夢のように感じられることでしょう。
ただ、少なくとも日常生活を送る上で、そこまで高い視力は必要ありません。
あまりに高い視力は眼球に負担をかけてしまうこともあります。
通常、0.7 ~ 1.0 くらいの視力があれば、問題なく生活できます。
手術をしてまで高い視力を得たい場合は、スポーツや仕事をする上で必要になるなど、目的を明確にしてから臨みましょう。

過矯正に注意

上述のような「必要のない視力」を手に入れてしまうと、過矯正といって、レーシックで最も多い不本意な結果になりかねません。
この場合、視力がしっかり矯正されていて、手術自体はたしかに成功しています。
しかし、高すぎる視力は眼球に負担をかけることがあります。
近くを見るために調節筋を酷使することになるからです。
眼球への強い負担は、眼精疲労を引き起こします。
眼精疲労は単なる疲れ目にとどまらず、頭痛や肩こり、全身の倦怠感などを慢性化させ、うつ病などの深刻な病気を起こすこともあります。
しかも、手術が表面上成功しているため、症状が軽い場合は再手術などの処置が受けられないことも多いのです。
このようにして、レーシック難民と呼ばれる人たちが増加している実態があります。

「視力が高くて損はない」というのは間違った考えです。
過矯正という最悪の結果を招かないためにも、自分の視力の状況をよく知り、目標とする視力とその必要性を今一度確認して下さい。

施術後は視力を大切に

レーシックは一度受ければ、一生視力が下がらないわけではありません。
目を酷使する生活習慣が続けば、再び視力が低下していきます。

繰り返し述べますが、本当の視力回復とは目の健康状態を良くすることです。
そのためには、長い期間をかけなければなりません。
目のストレッチをする、目の健康に良い栄養素を摂る、十分な睡眠を心がけるなど、正しい生活習慣の積み重ねによって、視力は徐々に回復していくものです。
このようにして回復して得た視力は努力の結晶ですから、おのずと視力を大切にしようという気持ちになれます。
また、良い生活習慣も身についていますから、よほどのことがない限り、視力が再び低下することはないでしょう。

一方、高い費用をかけているとはいえ、レーシックによってインスタントに得た視力というのは、なかなか大事にできないものです。
視力が低下するということは、それまでの生活習慣に何らかの問題があったということです。
レーシックでは視力低下という結果を補正するだけで、視力低下の原因はまったく取り除かれません。
ここがレーシックに限らず、あらゆる手術の最大の欠点であると思われます。
もちろん、レーシックで視力を矯正するのは悪くありません。
それによって人生が好転するのならば、ぜひ施術して下さい。
視力が上がったことをきっかけに、その後は視力を大切にするようになることが、レーシックの本来の目的と言えるでしょう。